今回のブログでは、ハンス・J・ウェグナーがデザインしたテーブルの中から、コーヒーテーブル Model: AT-8 についてご紹介いたします。
AT-8は天板はチーク材、脚部はオーク材で作られており材のコントラストがユニークなデザインです。
実はこの異なる木材を使用する手法はウェグナーが好んだ作風として知られており、このテーブル以外にも様々な彼の作品で同じ手法が取られています。
メーカーであるAndreas Tuck(アンドレアス・ツック社)はウェグナーがデザインしたテーブルを多く製作していることで知られているメーカーであり、1950~60年代に活躍したファニチャーファクトリーです。
アンドレアス・ツック社が有名になったきっかけは、1951年にウェグナーがメーカーの垣根を越えて同デザインの家具をトータルに販売するネットワークである「サレスコ」のメンバーに加わったことでした。
サレスコはウェグナーがデザインしたチェアやソファ、テーブル収納家具などをそれぞれのメーカーで製造していました。
そこでアンドレアス・ツックは自社が得意としていたテーブルの製作を担当することになり、サレスコはデンマーク家具の世界的人気に伴い、国外にも多く輸出がされることとなりその名を瞬く間に世界に広めました。
アンドレアス・ツックは1972年に廃業しており、わずか約10年の期間にしか製作がされなかった同社の家具はコレクターの間でも人気が高く、希少な作品として現在も大きな人気を集めています。
こちらのテーブルは期間限定で現在、姉妹店TOKYO APARTMENT STOREGA出店しております大阪の阪急メンズ大阪B1Fキュレーションスペース「密」にて展示販売されています。
阪急メンズ大阪 特設ページはこちら
大阪での展示販売は12/26(火)までとなっておりますので、
お近くにお越しの際は皆様ぜひお気軽にお立ち寄りくださいませ。