今回は、大阪の阪急メンズ大阪B1Fにて開催しているPOP UPイベントに現在お持ちしているアイテムの中から、ハンス・J・ウェグナーの名作、チャイナチェアについてご紹介します。




 

 

FH4283、通称チャイナチェアは1943年にデザインされたチェアです。



この独特なデザインは、ウェグナーが当時読んでいた本の中から見つけた18世紀の中国の椅子「圏椅(クワン・イ)」のデザインに影響を受けたことがきっかけとなっています。

 

 

 

 

その当時、腹筋や背筋を使わなくても楽に座ることができるチェアを研究していたウェグナーは、人間工学的な面からもクワン・イのS字を描いた独特な背もたれの形状が人の背骨の形にフィットすることに気がつき、デザインに取り入れました。



 

この当時、背骨の曲線に沿って背中を支えてくれるようなデザインのチェアはまだありませんでした。

 

 




古代中国のデザインを現代的に解釈したこのチェアは、ウェグナーの木工職人としての才能と表現力の豊かさ、彫刻的で機能性を備えた作品の創造力を示しており、後の北欧家具の名作「Yチェア」や「ザ・チェア」の原点となる重要な作品です。





チャイナチェアは、実はデザインされた1943年から現在に至るまで、細かなデザイン変更がされており、全部で9種類のモデルがあると言われています。



 

 

初期モデルのFH4283は、笠木を曲げ技ではなくチェリー無垢材を曲線に削り出してフィンガージョイントで組んであるのが特徴です。1945年以降は、削り出しではなく曲げ枝によってその形状が作り出されています。


 

笠木を支えている支え木も、初期のモデルはは6本であったのに対して、1945年以降は4本に変更されています。



 

 

 

硬度の高いチェリー無垢材を滑らかで細い曲線に削り出すことは容易ではなく、この初期のモデルはわずか2年の期間しか製作がされなかった貴重なアイテムです。




 

 

このチェアは現在、12/1(金)〜26(火)まで大阪・阪急メンズ大阪にて開催されている、姉妹店TOKYO APARTMENT STOREのPOP UPイベントにて実際にご覧いただき、お試しいただくことができます。

 

 

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この機会に皆様、ぜひ阪急メンズ大阪へウェグナーの名作を見にいらしてください。

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