今回のブログではフィン・ユールの名作、イージーチェア Model: BO59についてご紹介いたします。


 

BO59は1946年に、デンマークのBovirke社より発表されたイージーチェアです。

 

 

Bovirke社は1950〜1960年代、特にフィン・ユールやアルネ・ヴォッダーの作品を製作したことで知られており木材を精密に加工する技術力の高さから、細部にまで一寸の妥協も許さないユールからも高い信頼を得ていました。



 

 

Bovirke社が製造した家具はどれもその技術力の高さと美しさ、そしてわずか20年弱の期間にしか製造をされなかった希少性から、ヴィンテージコレクターの間で競争が高まっていることでも有名です。





 

 

このチェアは“Westermanns kaminstol” もしくは、”Fireplace chair”という愛称でも知られており、ユールならではの彫刻のように丁寧に削り出された無垢材のアームや、座面下の貫のXの接合部分が特徴的で大変美しい、ユールの人気モデルです。



 

フレームの組み方には大変な技術力を見てとることができ、硬い無垢材であることを忘れてしまいそうなほど滑らかに柔らかく削り出されたフレームは、実際に触れると思わず息を呑んでしまう排他的な美しさがあります。





 

 

実際に腰掛けると、絶妙に体を預けやすく設計された角度と木の滑らかさ、レザーの重厚感ある質感に、フィン・ユールのデザインにかける情熱とこだわりを肌で理解することができます。




 

SUPER VINTAGEでお取り扱いをしているBO59はヴィンテージレザー本来の経年変化をお楽しみいただけるよう張り替えは行なっていない状態です。




張り替えをご希望の場合は、別途料金でご対応も可能ですのでぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

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