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品番:VT019
サイズ:W207×D81×H73×SH56×AH40cm
デザイナー名:Hans.J.Wegner/ハンス・J・ウェグナー
メーカー名:GETAMA/ゲタマ(デンマーク)
デザイン年:1954年
製造番号: GE236
GETAMA(ゲタマ)社で製造された3シーターソファ。
直線的なラインが特徴的なシンプルなデザインですが 、角度が付いた座面と背もたれは深く腰掛けた時に体や腰への負担が少ないように計算し尽くされています。
ウェグナーはGETAMA社と協力し、このようなデザインのソファを数多く造り、座面や背もたれの角度による快適性だけでなく、クッションの硬さによる快適な座り心地と背面の美しさの両立を追求してきました。
ウェグナーは「家具は見る物ではなく使う道具である」と考え、座り心地を重視しておりその座り心地は多くの人を虜にしています。
Hans.J. Wegner(デンマーク・1914-2007)/ハンス・J・ウェグナーについて
ウェグナーは、1914年に靴職人を父にデンマークとドイツの国境の町トゥナーに生まれました。家具職人 H.F スタルベアーグの元で家具を学び、17歳で家具職人の資格を取得。3年後にコペンハーゲンに移り、1936年から1938年まで工芸スクールに在籍した後、デザイナーとしての活動を開始しました。1940年、ウェグナーはアルネ・ヤコブセンとエリック・ムラーが担当する、オーフース市市庁舎の建築プロジェクトに参加し、そこに納める家具をデザインしたことでも知られています。またデニッシュデザイン界に大きな貢献を残した家具工房 ヨハネス・ハンセン社との協働もこの年に始まりました。
デンマークデザイン界において、最も創造性と独創性に溢れれたデザイナーであるウェグナーは椅子の巨匠として知られ、500脚以上の椅子をデザインしています。そしてその多くが現在名作として、国際的に高い評価を受けています。
「デニッシュモダンと言われるあの独特のスタイルはどのように作られたのか」と、デンマーク国外の人々から頻繁に聞かれていたウェグナーは、これに対して「デザインをより純粋なものにしていくプロセスによって作られたのだと思います。私にとってそれは、よりシンプルにしていく作業。4本の脚、座面、背、アーム、そしてそれをつなぐフレームというように、必要最小限なところまで、無駄をそぎ落とすということなのです。」と答えており、シンプルな美と機能性を追求し、その家具の核となるもの、その家具の本質ともいえるべきものを露わにしていく。これが、ウェグナーが後世に遺した最も大きな功績と言えます。