今回のブログでは、ウェグナーがデザインしたチェア Model: GE460、通称「バタフライチェア」についてご紹介いたします。
バタフライチェアはデンマークデザイン界の巨匠、ハンス・J・ウェグナーによって1977年にデザインされたチェアです。
その名の由来は背中の形が蝶のフォルムに似ていることとされており、軽やかで柔らかい、ウェグナーらしいデザインです。
背・座・脚・アーム、その全ての彫刻的なフォルムはどの角度から見ても大変美しく、木工職人としての技術を積んだウェグナーだからこそたどり着くことができた極地と言える作品です。
シンプルでありながら計算され尽くされた構造は何度見ても新しい発見が生まれます。
また、ウェグナーの生み出すチェアはその美しさだけではなく、座り心地の良さも魅力の一つ。
バタフライチェアの適度に傾斜のついた座面は、体重を優しく受け止めてくれるので座る人が楽な姿勢で体を預けることができるようになっています。
適度に厚みのあるクッションは体への負担を軽減してくれるので、一見ライトな見た目ですが非常に柔らかく、優しい座り心地です。
メーカーであるGETAMA社の家具は、人々の日常生活を意識して製作され、世代や国を超えて愛用され続けています。
そしてGETAMA社はデンマークの伝統の職人技に誇りを持ち現存している、数少ないMade in Denmarkの工場の一つとしても知られています。
ちなみに、GETAMA社は元々マットレスの製造を北ユトランド州の"Gedsted"という街でスタートしており、海藻"Tang"をマットレス"Mattress"の詰め物として使っていたことから、その3つの頭文字をとって「GETAMA(ゲタマ)」という社名になったそう。
名前の由来に海藻が用いられているというのは意外ですね。
バタフライチェアはコンパクトなサイズ感のため置く場所を問わず、リビングスペースに置くもよし、寝室にポツンとプラスするもよし。
上品で存在感のあるこのチェアは、空間を一気に華やかに彩ってくれるでしょう。
皆様ぜひ一度SUPER VINTAGEのコンシェルジュルームにて
その座り心地を試しにいらしてください。